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« 朝ランとか | 仮想日本一周ランニングの旅 2004/07 »
:. [番外編]息子と富士登山 パート1

大会参加記 || 2004/07/25 - 12:00 ||

いつかは、富士登山競走に挑戦したい。で、完走したいという夢もあるし、そもそも子供の時から富士山に登ったらすごいなーという気持ちもあったし、息子と二人で旅するのもいいなぁというのもあったので、今回計画した「息子と富士登山」。最初は家族でとも思ったが、下の子が小学校1年生でちょっと無理っぽいので、小学校6年生の長男と二人でいくことにした。
最初、彼に行こうよ!と誘った時もなかなかいい返事はもらえなかった。彼はあまり運動が得意な方でもないし、自分のそうだったから、山登り、まして富士山に登ろうといわれても一つ返事で行きたい!とは答えないだろう。
それでも、小学校の最後の思い出にとか、万歩計を買い与えて毎日の歩数をエクセルでつけさせて歩くことに興味を持たせたり、富士山の雑誌を見せたりして、ようやく彼もその気になった。

実行は7月後半の日曜日-月曜日。須走口ルート。梅雨も開け、うまく私の予定休みに合い、あまり混まずで決めた日時と場所。前日の天気チェックでは、くもりのち晴れ。降水確率30%(河口湖)。まずまずの天気予報だ。

今回、最大の敵は高山病。登山の予定時間は十分に取ったので、こつこつ最後まで子供でも登れるペース配分で設定。問題は高山病によっての登山中止。だから前日は、早めに就寝させる。また、とにかくゆっくり登ろうと約束。時間は十分あるから、休憩をいっぱい取って楽しみながら登ろう。たまに深呼吸休憩もしよう。そう深呼吸は鼻から吸って口から出そう・・・等々準備は万端。

当日は朝5時前に自宅を出発。須走口駐車場着は6時45分頃。この時点で駐車場は土日登山組等で満車状態。500mくらい戻って路上駐車した。30分くらい車で休んでスタート地点に向かう。5合目のおみやげ物屋さん等で、金剛杖を買ってトータル1時間くらいつぶしていざ登山出発だ。

最初は森の中を進む。イメージでは、最初はゆるやか、7・8合目くらいから急斜面みたいに思っていたのだが、すでに2000mの高さである5合目でも、思いのほか勾配が急だ。この時点で、ゆっくり歩くこと、頻繁に休むことを確認。また、飴をなめると疲れが取れる・水分を取るのも大事と教え、彼はその後、頻繁に飴をなめ、水分を取った。
登山中、さすが須走・日曜朝・登りということでほとんど人に会わない。たまに、後ろから抜かれる程度で、静かな登山道だった。
そして、最初の山小屋のある本5合目に到着。約束どおり、焼印を押してもらう。目の前で押してもらうところを見せてもらった彼は興味深々。思っていた以上に、きれいにそして思い出の焼印が自分の杖についたことで、これからの山小屋での焼印を楽しみにするようになったようだ。
続いて、6合目・7合目と順調に登る。元々余裕をもって時間割をもっていったために、それよりも早いペースでいくことができた。時間に余裕があることが、また登りにも余裕を生み、休憩も多くはさみながら特に問題もなく行ける。

ここまでの天気はくもり。たまにパラパラと雨みたいのが降るが全く気にならないレベル。ところが、7合目前で天気が怪しくなってくる。ゴロゴロ・・。何あの音?うーん、近くの富士の自衛隊演習場の大砲の音かな?なんて答えていると、突如大粒の雨が。あっという間に、ものすごい勢いで雨粒が落ちてくる。急遽、息子のリックサックからカッパを取り出す。とりあえず上だけ着させる。上を見ると7合目の山小屋はすぐそこだ。急いでそこへむかう。しかし、平地のように走れるわけもない。すぐ横でピカっと雷が。ゴロゴロの音は横から前から。立体的に聞こえてくる。もしかしてそこらへんで雷が落ちまくってる?かみなり雲の中にいるの?雨にびっしょり濡れてようやく山小屋へ。すでに多くの人が軒下の雨宿り状態だったが、どうにか二人入り込むことができた。上着やズボンは雨でびっしょり。二人ともまいったねー状態。でも、これは夕立。30分もすると雨がやんでくれた。こういう予期せぬ事態も楽しいものだよね。
今回、荷物が増えることを懸念して基本的に着替えは持ってきていない。最初Tシャツでスタートし、+長袖シャツそして+長袖トレーナーという順番で山頂にアタックしようと思っていた。しかし、濡れてしまったので6合目で着た長袖のシャツを脱いで、長袖のトレーナーに替えて、再出発だ。

そしてなんと5時到着予定だった今晩の宿である本7合目見晴館になんと2時過ぎには到着!息子も私も高山病の兆候もないし、なにせ元気に今日の登山は終了してしまった。受付を済ませたあと、外に出て下を見る。先ほどの天気はどこにいったのか、まだ雲は多いが一部下界を見渡すことができる。今いる我々の高さは入道雲と同じくらいの高さだった。続いて上を見ると、次の8合目9合目山頂が見える。上にも雲があるが、「ああ、あれが明日行くところだ・・」と確認。

その後、特にやることのない二人は、取り留めのない話をしながら5時からの食事を待つ。定番のカレーを食べて、寝床を決められ、6時半には布団へ!外はまたパラパラ雨が降っているようだが、そういえば懸念していた風も今日はほとんどなかったし、この時間から布団に入っていれば、寝付けず、うとうとしながらでも、十分休息が取れるはず。順調にいってるな・・と思いながら夢の中へ・・・


うとうとしては、周りが気になり目がさめる。で、またうとうと。そんなことを繰り返しながら、早く朝にならないかなぁと時計が気になる。ん?外は雨?ずいぶん強く降り付けているようだ。風の音もすごい。やむといいなぁ・・で、また、うとうと。


朝4時半。ご来光前におきて、ご来光後、山小屋で食事を食べてゆっくり出発の予定。これが前日立てた計画。時計のアラームでおきて周りを見渡すと、ご来光前出発といっていた人達がまだ寝床にいる。外からはものすごい風と雨がたたきつけられる音。もしかして、嵐?
そう。ものすごい風と雨。あちこちで今日のことを相談しあってる。とりあえず、ゆっくり食事や支度をしながら状況が変わるのを待つ。が、変化なし。
見ていると、下山する人半分、行ってみる人半分。よしとりあえず行ってみようということで、昨日濡らしてしまった服もどうにか乾いたので、それまで着込んで、重装備で外へ。

外は、思った以上の風と雨。ほとんど横から雨が降ってくるイメージ。しかも頂上から下に向かって風が吹いているので、風に向かって登るイメージだ。スタート直後、すぐに引き返すグループ多数。その横をゆっくりゆっくり登っていく。
どうにかついた次の山小屋。中に入って暖を取る。息子に「どうする?」と聞く。「パパ決めて」と彼。たぶん、もう登りたくないんだろうけどいやとは言わない。とりあえず、次の山小屋まで行ってみようか。

風雨はさらに強まったか?みぞれのような雨が真横から顔に当たる。視界も悪くなってくる。1m先はよく見えない。たぶん、勾配も急だと思う。ただそれ以上の向かい風だ。登り下りの問題でなくなっている。後ろの息子はついてきているか?ときおり、休みながら次の山小屋に向かった。本8合目。3500m。
結局、この小屋でそれ以上登ることを断念した。ふたたび、彼にどうする?と聞いても、私を気にしてか、いかないとは言わない。山小屋で、今日山頂に行ってもだれもいないよとも言われた。また、だれかが昨日言っていた、「嵐の時、海だったら遊泳禁止。スキーだったらリフトとか動かない。でも、登山はだれも中止を出さない。自己責任。だから遭難とかする人がいるんだ。」という言葉を思い出す。そうだよね。親の責任をはたさなければ・・。

その後は、須走下山道をとぼとぼ二人で降りる。下にいくに従って、雨風はやんでくる。上を見るとまだ雲の中なのでたぶん上はまだ嵐だろう。


帰りに近くの温泉で一風呂浴びて帰宅。
当初の予定だと、山頂に上れば帰宅は夜10時とかの予定。それがまだこんなに明るいうちに帰路についている。帰りの車の中でなんか悔しさがこみ上げてきた。あれだけ準備して、計画たてて、途中まで順調で、息子もがんばってくれて・・。来年、息子も中学生。はたして、いっしょに登る時間があるんだろうか?あと1年待つのか?もう二度と富士山に登ることはないんじゃないだろうか・・。
8月に入ると北海道マラソンの準備や家族旅行がある。もうだめかな。

来週は?
もう一度?
リベンジ?

息子に聞く。始めは、ちょっと・・という答え。でも、最後は行くと言ってくれた。
だから、来週、同じ日曜-月曜の日程で、同じ須走口から、再度頂上を目指していってきます。



最新アクセス:2019-05-26 19:14:45 / 4716

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