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第38回青梅マラソン 30km

(2004/02/15 大会参加記)

<場所:青梅 12時00分スタート>

ついに青梅マラソンが来たという感じ。10月頃に申し込みをし、5ヶ月を経ての大会。前回のハーフマラソンがレースとしては最長だったことと、30km以上の練習は過去に2度だけということで、この「30km」レースに対する不安は今までの中で一番のものだった。
はたしてどれくらいのペースで走ったらいいのか?練習の時にあった25km以上でのブレーキはあるのか?不安は絶えないが、このレース、来月のフルマラソンへの練習の一部と考え、失敗してもそれはそれでフルマラソンへの大きな収穫と考えて望んだ。

レーススタートは、今までで一番遅い12時。これはありがたい。当日は現地10時半到着予定で電車等を調べたが、家にいられず早めに出て、ついたのは10時。この30分がよかったのかどうかはわからないが、更衣所である体育館でわりといい位置をキープすることができた。今回の計測用のリグは、シューズではなくゼッケンについているタイプ。靴ひもを走る前に緩めることに抵抗があったので、これはグッド。アップをして、エネルギー補給ゼリーを取って、ついでに、どらやきを食べてスタートにそなえた。

今回のゼッケンは9000番台。参加選手は30km、12000人で、女子は番号の先頭が数字でなくVとかYがつく。これが約2000人。ゼッケンは、申告タイム順ということになっているので、9000番台は男子で最遅ランナーのグループという位置づけである。ただ、話によると、青梅初挑戦の人は9000番台に回されたという話しもあるが、とにかくスタートは最後方だった。(ちなみに女子は全体の真ん中くらいからのスタートとなる。)
スタート地点に立つと、速そうな人もいるが、一方で「12km以上走ったことがない。」とか「足切りの時間が云々」とかいう話も出ている。正直、嘘でもいいからもっと前グループからスタートしたいと思った。

が、この9000番台ゼッケンが今回のレースに大いに影響を与えることとなった。

スタートは長嶋元監督の号砲。(しかし遠すぎて全く聞こえない。)スタート地点まで6分だらだらと進む。で、長嶋元監督を左手に見て、やっとスタートライン越え。
しかし、超混雑状態。途中で立ち止まる状況もあるくらい、芋洗い状態だった。最初の1kmがなんと6分以上。できるだけ前に前にでもこれだけかかった。以下4km地点までは抜くに抜けない5分30秒前後。
それでも、9000番台でスタートした私は8500番台、8000番台、7500番台の中に徐々に入っていく。走るペースは自分の想定したペースにあがらないんだけど、自分より若い番号を抜かす快感を感じながら走っていった。
青梅マラソンはその関連の個人ホームページが充実している。何名かが写真やイラスト入りでコース紹介をしていたので、初のコースであったが、なんとなく雰囲気はインプットしていった。
紹介されていた「帰ってこいよ」をならすレコード屋や、和太鼓のへそ饅頭を通る時に、「おおこれがそうか」と関心しながら走ることができた。
途中8km地点。おおきな下り坂が登場。30-8=22で、22km地点でこれを登ることになる。ここがポイントかなぁーと思いながら進む。
ラップタイムはあいかわらずあがらない5分代。とにかく混んでいる。右手に河原とかが見えて、非常にいい雰囲気になってきてるのだが、なにぶん混んでいて前を気にしていないと、人のかかとを踏んでしまう状態。いい景色を楽しんでいる余裕がない。右へ左へふらふらしながら、若い番号を越していく。
で、往路に人がそろそろ来るということで、強制的にコースは左斜線にせばめられる。これでさらに混雑。10kmの給水所でさらに人のペースが落ちるので混雑。給水地点はみんな左に寄るので、一気に抜かすチャンス。給水は取らずに前に進んだ。
ここでひとつ利口になった。同じくらいのペースの人を捕まえて、その人の後ろをぴったり走れば、苦労せずに他の人を抜かすことができる!ベテランっぽいランナーにぴったりついて、数kmお供させていただいた。これは非常に楽で、なにせこのランナーが開けてくれたところを通るだけ。ありがとうございました。
10kmくらいからか、右足膝が少し痛くなる。登り坂の影響が出てきたのか、ちょっと不安がよぎる。ただ、坂を登りきり平坦になると痛みが無くなる。この痛み、ゴールまで登りの場面でずーっとあったが、坂を登りきれば痛くなくなる!という気持ちの元で走ったので、我慢することができた。
だんだん奥に入っていくに従って、登りが続いてくる。ずいぶんと折り返してくる人も増えてくる。あいかわらず、周りの人との間隔がほとんどないところを走っていく。ただ、この抑えめペースのおかげで、登りが続く中でも、まだ余裕がある気がした。
折り返しは突然やってくる。そして15km。ここではリグの計測があった。グロスで1:27:45。(ネットだと約6分マイナス)この時点で4897位。スタートの時はたぶん11000位から12000位くらいの間だったので5000人以上抜いたのか(笑)
ここらへんから、どうにか周りが空いてくる。とはいえ、簡単には抜けないが。15kmの給水もパスした。
本日の天候。晴れ。気温も湿度も申し分ない。風もたまにあったが、そんなに長く強く吹く風ではなかったので気にならない。要は、天候のせいにはできない環境だった。そういうわけで、喉は全然乾かなかった。早めの給水とよく書いてあるけど、汗もそんなに出てないみたいだし、このまま進む。
このコース、基本的には折り返しまでは登りが多いが、途中アップダウンがあるので、一辺倒で登りのみ下りのみというわけではない。実際、ラップを見てみると、非常にばらつきが見れれる。とはいえ、後半まず一番の下り坂のところで本日初めて5分を切ることができた。(次の1kmはすぐまた5分以上のペースになってしまったが)
こう往路を走っていると、結構、きつい登りを走ってきたんだなぁーと思うことがある。これが逆だと、参ってしまうが、下りだからヨシだ。
20kmもリグの測定。4476位。5kmで400人抜き。で、あと10km。完走が見えてくる。
ここらへんで、給水を希望するが、ついさっきエイドステーションは過ぎたばかり。でも、私設のエイドがいろいろあってそこで水をいただきました。こういうところは、混むことはないので、コップを受け取るにも時間のロスはない。さて、水を口に。やっぱりうまく飲めない。いつもは1口半くらいでやめるのだが、今回は3口挑戦してみた。(ちなみに3度とも鼻に入りました。)
まずまず順調にまだ前の人を抜かすことができる。たまに抜かれることもあるが、私は9000番台ランナー。たとえ6000番に抜かれても、スタートがちがうじゃない。こちとら、あんたより○分も遅れてスタートしてるんだよっていう気持ちがあるので、全然気にならない。そう思うと、すごく気が楽である。抜かれて当たり前、抜ければ自分はすごい。9000番台の意地というか、気持ちの上での優位性が、後半つらくなりそうな時にプラスに働いた。
25km。リグによると4048位。ここでも5kmで400人抜き。そろそろ、市内に入ってくる。結局、ここまでほとんど1kmのラップは5分以上。まぁおかげで、まだいっぱいいっぱいにはなっていない。足は正直、痛くはなってきてはいるが、息はまだ大丈夫だ。
残り2kmを切ってすこし走った後、スピードをあげてみた。すると自分で思うより遙かにスピードが出る。は・はやい。自分でいうのもなんだが、ごぼう抜き状態。逆に28kmまでスピードを抑えすぎたか(でも混んでいたし・・)とも思ったが、このままゴールまでダッシュだ!28kmから29kmのラップは4分55秒。
「あと1km」標識。まだ、ダッシュだ。が、ラストスパートをかけるのが速すぎたか、あと500mくらいのところで、辛くなってきた。結局ラストは何人かに逆に抜かれる状態でゴールだったが、ラスト1kmは4分31秒。このレースのラップ、最速だった。

結局、ゴール時点では、グロスで2時間44分49秒。3669位。自分の時計でのネットだと、2時間38分39秒。

スタート前は、30kmをペースを落とすことなく走りきれるかが問題だった。混雑の為に抑えて走ったこともあり、ペースダウンもなく終えることができた。これは大きな成果で、少なくても、このペースなら30kmまではいける。今回は結構アップダウンもあったしね。

全体的には、伝統のある大会らしく、運営はスムーズで、街頭の応援も十分ありがたく、また、景色も最高だった。ぜひ、来年も出たいです。できればもっと若い番号で、前からスタートで。


30km一般男子(グロス) 2時間44分49秒
30km一般男子(ネット) 2時間38分39秒
種目別順位(グロス)????人中3667位 30km一般男子








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