長男が学校のスキー教室に行って滑れるようになったらしいので、どれどれってことで、週末、彼と二人でスキーに行ってまいりました。
私自身、5年くらい前に2時間ばかりレンタルしてスキーをやって(でもその時は子供のソリの相手もしていたのでスキー時間は正味1時間といったところか)そこそこ出来たので、あまり滑ることに不安はなし。とはいえ、その前は20代半ばくらいだからちゃんとやるのは15年とかそれくらいぶり。
でも、日帰りとはいえ小旅行は楽しいものだし、息子がどれくらい滑れるかはしらないけど彼と出かけるのも悪くない。行こうと決めた時から結構、ワクワクモードでした。
さて、どこに行こう。どうせ行くならメジャーなところに。パンフレットをめくると、おう苗場の文字。苗場といえば、我々80年代スキーヤーの聖地。よしここに決定です。
移動手段は、やはり80年代スキーヤーらしくバスで。
ということで、おじさんおばさんに送る、「現代のスキーバスツアーレポートin苗場」はじまり~。
スキーバスツアーといっても、さすがに夜発・朝着で滋賀高原とかいうパターンはもうきついので、日帰りバスを物色。このパターンだと苗場くらいまでがせいぜいのようです。1ヶ月前くらいにネットで予約しようと思って調べると、2月の日曜は売り切れマークを表示しているサイトが多かった。ありゃ、こりゃまずいよと思い、何件か続けて探すと空いているツアーを発見。スキー板とか持っていないし、ウエアは私の80年代ウェアはどうにかあったのだけれども、息子のは無し。だから、条件としてはスキーセットレンタル可でウェアの貸し出しも明記しているところがいい。リフト券とかはほとんどのツアーが込みになってます。で、そんなこんなで、申し込んだツアーがこれ。
<バスで行くスキー&スノーボード>
朝発日帰りプラン/苗場スキー場 池袋発着
レンタルスキーセット込み リフトゴンドラ1日券付き
レンタルウェア2400円(別途) 11,900円/人
さて、当日。池袋サンシャイン60に隣接するバス乗り場7時20分集合。7時40分出発予定。現地には、多くの方面にいくバスで溢れていました。ほとんどスキーツアーのようですけど、普通のツアーもありました。梅でも見にいくのでしょうか?
さて、出発予定時間になってもバスが出ない・・・。おいおい、そこの若者。時間間際になって飲み物なんて買いにいかないの!!(最近の若い者は・・ブツブツ)。あと、予定の参加人数が途中で変わったのか、スタッフとバス運転手が何度も人数確認。ちなみに、ガイドさんとかはバスには乗りません。結局10分以上遅れて出発。
行きはとくに渋滞もなく1回の休憩をはさんで、苗場に11時前に到着。おお、雪だ。今シーズン東京では見れなかった雪、初雪です。
苗場。行ったことがある人はよくご存知かと思うのですが、このスキー場は苗場プリンス宿泊客とビジターを意識的に差別化を計る形を取ってます。ゲレンデは横に長いのですが、まず駐車場は宿泊者はゲレンデ近く。ビジターは端っこに追いやられます。(我々バスだからあまり関係ないけど。)ホテルはゲレンデの中央にドーンとあり、ビジターは端っこの方からしかゲレンデに入れません。昔はこの風景を見て、いつかは憧れのプリンスホテルに泊まって滑りたいなーと思ったものですね。
今は、別に見栄みたいのもないし、端っこから行っても全然OKだし、逆にスキー場もビジター無視して営業できるほど、お客さんもいるわけではないので、立派なビジターセンターを作っていました。行きませんでしたが、無料の休憩所や足湯。また、500円くらいで入れるお風呂もあるようです。
そこでまずウェアを借ります。現代っぽいのが用意されていますね。私のウェアとは大違い(笑)。
次はいよいよ着替えです。わりあい大きめのロッカー(300円也)があるスペースへ。まずまずの大きさで満足。きれいだし。そしてスキーレンタルです。
いろいろなメーカー種類のものがあってどれでもお選びくださいという感じ。(スノボーも借りられます。)
じゃどれにしようかな・・と物色すると、みな短い。我々の時代(?)は、身長+10cmとかいうのがスキーのサイズじゃなかったでしたっけ?私170cmなので180cmくらいのを探したら一番長いので160cm。以下150cm、140cm、130cm・・・と続いています。
うーんいったいどうすればいいのだ(汗)。そういえば息子は先日スキー教室で板を借りているはずなので、この前は何cmだったの?と聞くと160cmとのこと。身長は私とあまり変わらないので、結局160cmのやつにしました。
最近は、ストックも使わない極端に短いスキー板が流行っているというのは聞いていたのですが、普通のスキーも短くなってるんですね。
さて、最後に1日リフト券を手に入れてゲレンデへ。もしかして、リフト券とかってチップ化されていて、ピッなんて感じなのかなと期待しましたが、あいかわらず昔の定期券みたいなやつでしたw。
天気は少し雪が降っていましたが、全然問題ないレベル。もうこういう大きなスキー場はシングルリフトなんてないですね。ペアリフトも極わずかでほとんど4人乗り。で、すいているんですよ。日曜なのに。苗場なのに。
ほとんど待ち時間ゼロ。だから4人乗りでも4人で乗ることはまずありません。
苗場はスノーボードとスキーを基本的に分けていないので、スノボ人口はスキーを上回っているようでした。また、昔ながらの気合の入ったスキーヤーって感じの人はあまりいなかったような。というか、私が歳取ったからそう思うんですかね。年齢層で見ると明らかに私は上位10%に入っていました(^^)
ゲレンデはリフトで感じた以上には混んでいました。スノボ組みが途中で座っているというのもあるんでしょうけど。でも、そんなにじゃまでもない。
ゲレンデは禁煙になってました。もちろん、リフトでも禁煙です。昔は、リフトに乗るとまず1本吸っていたものです。知らない女の子と同席すると、「タバコ吸っていいですか?」って聞いたりしてね。ははは。いい思い出です。ちなみに、リフト終点近くにポイ捨てされた吸殻が下に落ちてることももうありません。ああ、あの頃は悪い子でした。私。
さて、で、ちゃんと滑れたのかというと、まぁ期待以上には滑れませんでしたが、期待以下でもないって感じ。息子はもう俺は中級レベルだよと言っていましたが、そうは甘くなかったようで、彼に合わせて下の方の緩斜面で遊んでいたので、こちらとしては全然OK!スイスィーって感じ。(でも、夕方疲れてきたらこけちゃいましたけどw)
昼飯は「ゲレンデのカフェテラスで♪」です。しかし、やはりスキー場の食事は高かった。ヒレカツカレー1300円。中生ビールが600円。券売機で買った時はこんなもんかと思ったのですが、出てきたものが小さい(泣)!
カツなんてこんなもんだし、ビールは小サイズじゃないかと思って回りを見回してしまいました。こういう仕組みは変わってませんね。
さて、帰りのバスは4時35分終了なので、4時には終了。真ん中へんのゲレンデで滑っていた我々は、ビジターセンターはこんなに遠かったんだという端っこまで移動です。(まぁ滑ってですけど。)ちゃっちゃと着替えて、軽食食べて、コンビニでバスで飲むビール買ってバスを待ちます。ところが、乗ってきたバスがいくら待ってもこない。あれ、おかしいねー、なんて話していたら、なんでも行きと帰りのバスは違うらしい。係りの人を見つけて聞いたら、目の前にあったバスでした。行きは出発を遅らせた若者にむっとしましたが、帰りは我々が皆さんをお待たせしてしまいました。ごめんなさい。
(でも、行きのバスでバスが変わるってことくらい言ってくれてもいいのに。おかげで、行きのバスに飲みかけのペットボトル忘れてきちゃったよw)
帰りは、バスツアーの定番、おみやげ物屋に強制休憩。ふん、買わないよぉーだ。
運転しなくていいので、ビール飲んで爆睡。で、定時の9時に池袋駅到着。帰りはサンシャインじゃなくて、ちゃんと駅前で降ろしてくれるのはありがたいですね。
ほんとは、新幹線とか乗って越後湯沢とかが楽でよさそうだったんだけど、結構高いんですよね。逆にバスはちょっと狭いけど、値段もそれなりでOK。自家用車で行けば、時間とか融通が利くけど、寝れないしチェーンとかもうっとうしいしですしね。
今はレンタルでも、りっぱなやつを貸してくれるので、ほんと手ぶらで、日帰りスキーツアーっていいと思います。昔のように朝から夜までガンガン滑るわけでもないですしね。で、この楽しさを思い出したら、今度は泊まりとかでもいいかも。私は、来年あたりは泊まりで行ったらおもしろいだろうなーと、ちょっとスキーがマイブームになりつつあります。