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[番外編]息子と富士登山 パート2

(2004/08/01 大会参加記)

先週、嵐のため本8合目までいきつつも登頂をあきらめた富士登山。ちょうど1週間後の8/1(日)-8/2(月)で、再度、息子と挑戦してきた。
行く前日、いよいよ明日という段階で、明らかに先週より息子のテンションは下がり気味。あまり気乗りしていないよう。意識的にこちらのテンションをあげて出発した。
先週よりは30分遅い出発。到着を少し遅らせるためだ。というのも、先週現地に着いたときは駐車場は満車、路上に停めたが、それからぼちぼち帰る車を見たからだ。もしかしたら、少し遅く行くことで駐車場内に停められるかもしれない。
しかし、30分程度では駐車場に入れる事は残念ながら出来なかった。ただ、少しは出発地点に近い方に停められたのでまぁよしとする。

今回も車の中で30分ほど休憩。着替えその他で15分。5合目の売店まで歩いて10分。買い物で5分ときっちり60分を五合目で過ごし、いよいよ出発だ。なお、今回も金剛棒を購入。本8合目まではこの棒に再び焼印。そしてそれ以降は、先週の金剛棒にも焼印を押していき、無事頂上までいければ2本の金剛棒が焼印つきで完成する算段だ。

1週間だとさすがに記憶に残っている。ここで休んだよねとか、ここで写真撮ったねとかを確認しながら、前と同じように、ゆっくりゆっくり進む。5合目から本5合目までの工程が登りでは一番長く、時間がかかる。先週より5分遅く、でも計画どおり110分で到着した。

まず1個目の焼印を押してもらう。先週も来たんですよとおじさんに言っても覚えておいてくれなかった・・(泣)でも、飴を2つくれました(笑)

続いて6合目瀬戸館へ。ここは先週、少年が焼印をしてくれたけど今日はおじさんだった。先週と同じようにここで昼食。もってきたコンビニおにぎりを2つ食べる。

7合目大陽館へはちょっと長い距離。先週ここで雷に遭遇した場所だ。あの時はさすがにペースがあがってあわてて登っていったが今回はマイペースで83分。先週の大陽館は雨の影響でトイレのにおいが漂っていたが、今回は全然問題なし。先週は雨宿りもあったのでゆっくり休みを取ったが、今回は30分程度で出発だ。

次は本7合目の見晴館。先週はここに泊まったのでここが1日目のゴールだったが、今回はもうひとつ上がある。なつかしいねなんていいながら、その上を目指す。

ここからは、嵐の中を登った8合目・江戸屋までの工程だ。正直、あの時は勾配より前からの風が気になったが今回は、はっきり次の山小屋が見える。ラストスパートということでもないが、予定より早く15時50分に到着した。

手続きの後、寝床に案内される。説明では、ここからここまで使っていいよといわれた範囲が4・5人分のエリア!えっ、そんなに使えるの?と息子ははしゃぐ。しかし、これは後々多くの人が入ってきて結局、「普通のひとつの布団に二人で寝る」という山小屋ルールに戻ってしまった。
今回は、前回の経験から寝るまでの時間、暇を持て余したので、トランプを持参。ちなみにトランプを持ってきているのは我々くらいで、みんなにうらやましがられました(笑)
5時。食事はカレー。見晴館ではサラダとかもついていたけどここではカレー&水のみ。それでも空いたお腹にはありがたい。

天気ははれ。我々の上に雲は無し。そして夕日が後ろから富士山の影を前方の雲に映し出してくれた。おおすごい!
また、今日は山中湖の花火大会。7時半頃外に出てみると、下で花火が見えました。ここは3350m。下であがっている花火の高さはせいぜい200~300mか?下の方で線香花火がはじけているように見える。上を見上げると見事な星が・・。風が少々出てきたが、明日の天気を念じて布団に入る。


翌日、8月2日(月)朝。4時10分起床。息子と外のトイレに。風は少々強め?さすがに寒い。目の前の東の空が徐々に明るくなる。ご来光は太平洋上の雲の上から登ってきた。そう、天気は晴れ。今日はどうにか頂上にアタックできそうだ。

朝食はごはんの上にレトルトの牛肉。意外とおいしい。防寒のために、Tシャツ+長袖シャツ+長袖トレーナー+レインコートをまとい、いざ5時45分出発だ!

ここまでは、高山病の気配なし。息子の食欲も上々。本8合の胸突江戸屋に到着、ここで先週と同じ高さだ!私は気があせるが、息子はマイペース。ここからの1歩1歩が初めての高さになる。

8合5勺の御来光館には25分で到着。ここらへんから傾斜はさらに急になっていく。手で岩をつかんで登るような感じになっていく。ジグザクいく度に休憩。

いよいよ9合目の鳥居に到着。ここは何も小屋等はない。休むのも岩の上に座るだけ。休憩もそこそこにいよいよ目の前に迫る頂上へむかう。高さにしてあと100mだ。

そして、山頂の鳥居についに到着。正直、目頭が熱くなる。1週間かかったけど、ついに目的を果たすことができた!息子と握手。
その後、お守り・お札等を購入。息子は記念に帽子につけるバッチを購入。風も朝に比べて穏やかになってきてるし、息子もまだ元気そうなので、お鉢めぐりに出発。
お鉢めぐりは思ったより楽だった。たぶん、強風だと大変なのだろうが、今回くらいの風ならこの頂上までの工程の方がはるかに大変だと思う。山頂の郵便局ではがきを買い、暑中見舞いを書く。その後、馬の瀬を通って富士気象台後の日本最高峰3776m地点に到着した。

なかなか人生の中で、なにかのカテゴリーで日本一になるという機会はそうそうあるものではない。今回、数分でもどの人よりも高い日本一の位置にいられたというのも感慨ものだ。
ここらへんから、息子が頭が痛いといいだす。高山病の兆候。では、下ろうということになり、残り半分のお鉢を急いで回る。彼は結構辛そうだ。同じ須走口から下山。

おなじみ砂走を下っていく。人がいうほど、うまく・おもしろく下ることはできなかった。息子はうまく降りる要領がつかめず苦労している様子。私も靴が少し合わないのか、親指に黒爪を作りつつ下山した。
下りは、目的を果たした後だけに、最後の砂払い5合目が遠かった。実際、時間がかかる工程なんだけれども、途中にチェックポイントがないのはつらい。
どうにか最後の山小屋、砂払い5合目に到着したのは、16時を少し回ったところ。息子は疲れ果てている様子で、ほとんどしゃべらないし、食欲もない。がんばれ!あと30分でゴールに着くことは先週の経験でわかっているよね。

そしてゴール地点の新5合目は5時少しをまわったところに着いた。ここから再度、富士山を見上げる。ああ、あそこまで行ったんだね。あそこから帰ってきたんだね。これから、富士山を見る度に、あの裾野を登り、お鉢を廻ったことを思い出すだろうか。息子の記憶の中にも、小学校の時の思い出として、父とのべ4日間も富士登山に挑戦したことが残ってくれれば幸いだ。

富士登山。はまる人は、はまるという。今回のいろいろな経験を通して、あきらかに私は「はまる」人になったのでなかろうか。

いい夏の思い出ができました。


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