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北海道マラソン2004

(2004/08/29 大会参加記)

<場所:真駒内野外競技場~中島公園 12時10分スタート>

フルマラソンを4時間切ったことで、出場できるようになった北海道マラソン。この時期、フルマラソンはおろかハーフも10kもほとんどないので、レースに出るとするとこれしかない。せっかく、資格も取れたしということで気楽に申し込んだ大会だった。
ところが思ったとおり、事前の走りこみができない。この暑さと夏休みの家族サービス。結局、ジムのトレッドミル等で距離はいつもどおりこなしたが、ロング走が1度もできなかった。最長で24km。さて、4ヶ月ぶりにフルの距離、いや30kmまでも走れるのだろうか?

ということで、今回の目標は時間内完走。正確にいうと最後の関門である40km地点で関門時間3時間45分を切ることだ。
計算の結果、1km5分24秒を守っていけば、まぁスタート時のロスタイムを考えてもどうにか関門に引っかからずにいけそう。そう、今回のキーワードは「5分24秒」だ。でも、暑かったらどうなるかはやってみないとわからない。

そんな不安を持ちつつ、前日札幌入り。前からずーっと札幌の天気・気温をチェックしておいて、東京よりははるかに涼しそうだった。ところが、降り立った時の印象は・・・、暑いじゃん。日陰は涼しいけど、日向は十分「夏」です。
今回は、インターネット走友会の仲間も参加するので、彼らと開会式出席。そして仲間うちで前夜祭。ジンギスカン&ビールで乾杯。翌日のスタートは昼からなので、ゆっくり休むことができた。

さて、当日。くもり。
ウィンドブレーカーを着て、会場に向かう。風が時より強い。とともに、結構寒いぞ。この気温はある意味ラッキー。風が気になるが、涼しい風なら大歓迎だ。

会場に着く。この北海道マラソンの前にファミリーマラソン大会を同会場でやっているのだが、それと混ざっていて、我々はどこにいったらいいのかわからない。というか、そのファミリーマラソンの掲示は大きく出ているのだが、北海道マラソンの掲示はほとんど無しだ。トイレの数も少ないし、事前のICチップによる登録確認も要領が悪い。ここらへんは改善してもらいたい点だ。

アップ後、スタートを待つ。気温17.5度。すこし雨。風、少々。運動していないと寒く感じる。暑さの不安は消えた。よし、がんばるぞ。で、スタート!

並んだ場所は先頭から2/3くらいのところ。最初、イモ洗い状態で動きだす。
あれ?あれれ?スタートラインはどこ?そう、スタートラインを見逃してしまった。よって、腕時計のスタートボタンが押せていない。ということで、今回はネットタイムは全くわからない状態になってしまう。

最初の1km。腕時計がスタートしていないので不明。早いペースなのか遅いペースなのかわからない。2km地点を待つ。

1kmから2kmは5分ジャスト。少々下りのせいもあり、思っていたより早いペース。なにせ「5分24秒」でいいのだから。ただ、貯金も作っておきたい気もする。次の1kmは5分20秒。おっとちょっとギリギリ。で、すこしあげて4km地点は4分59秒。結局、これくらいのペースでいけるところまで行って見ようと思う。

まず最初の5kmラップは27分18秒(グロス。以下同)。まぁ、これは楽勝と思ってはいたけど、最初の関門は突破。

ここで最初の給水。今回、気温は低いが無理をしてでも全ての水は取るつもり。まだ、ある程度スピードが乗っているとうまく飲めない。今回10回近く、給水したが最後の方はコツがつかめてきたけど・・。

10km地点は札幌中心街。25分30秒。1km平均5分06秒か。貯金、貯金。

15km地点は25分38秒。ほぼ、イーブンだ。よしここも関門通過。あと関門はいくつだろう?

17kmくらいのところで、男子トップランナーとすれ違う。あちらは27~8km地点か。TV中継車を従えて去っていく。遅れること数分で女子トップランナーとすれ違う。がんばれ~「千葉(真子)ちゃーん」。

20km。そろそろ重たくなってきたような気がする。でも、ラップは25分18秒。
中間地点を越える。ここは時計がないのでタイムは不明。この時点で、やっと半分でなく、もう半分と最初に感じられたことに感謝。

ここらへんから、風が強くなる。とともに坂の上り下りがでてくる。ここが中盤の頑張りどころか?風は火照った体を冷してくれると思うことで、向かい風も気にしない(つもり。)
第1折り返しを廻って、さて帰るぞ。で25km地点。25分45秒。ただ、この間に2回、5分20秒台が。そろそろきつくなってきたか。でも、とりあえず25kmの関門も越えることができた。ちなみにこの場所近くが、20km関門の収容バスの待機場。何人かが乗っている。40km関門まではあと15kmだ。

そろそろ自分の足が遅くなっているのがわかる。でも、周りもスローダウンの選手が増えてきている。ただ、まだどうにか1km「5分24秒」は越えていない。

30km関門。26分16秒。関門の大きな時計は2時間35分45秒。えーっと、40km関門が3時間45分だから、あと10kmを70分で走ればいい計算だ。ここで、当初の目標の「完走」が見えてきた。
とともに、あと12km。はたしてどれくらいのタイムでゴールできるのだろう?ここまで平均キロ何分で来てるのだろうか?そもそも、例えば5分10秒だとしたら、ゴールはどれくらいになるんだろうか?あれ?私の最高タイムっていくつ?

そう、今回は4時間以内完走だけを考えていたために、それ以上の結果となったときのシュミレーションを一切やっていなかった。つまり「5分24秒」キープは頭の中に叩き込んだのだが、それ以外は全くわからないのだ。

さて、30km以降、足さえ持てば完走できる。でも、ここ数ヶ月24km以上の経験がないだけに、この30kmの壁以降は全く未知数だ。事実だんだん足が重くなってくる気がする。35kmまでの5kmは5分30秒を越えること2回の、26分54秒。でも、時計は3時間2分39秒。5km先の40km関門到達に42分以上かけられる計算。でも、自分がどれくらいのタイムでゴールできるかは計算できない。

35km先を左に曲がってすぐに折り返しコースの40km関門が見える。第2折り返しまで2.5km。そこを廻って再びここに来ることになる。
さすがにここからは、きつい5km。折り返しまでが遠い、遠い。
最後の関門40kmは、27分01秒で通過。これで収容バス乗車はない。
あと、2km表示。ゴールタイムは3時間40分台前半か。うーーん、ベストタイムに近いような気もする。なにか、モチベーションがあがらないまま、でもスパート。
その時、耳鳴り・・・。たまに、追い込むと出てくる症状だ。これが残り10kmの地点で出ていたら、停まっていたかもしれない。でも、残り2km。ゴールを目指す。

公園内に入る。あと何メートル?あ、42km表示。あと195m・・・。ゴール!
タイムは3時間41分26秒。
で、後で調べるとベストは3時間40分53秒でした。ただこれはネットタイム。今回はグロス。スタートラインまで30秒くらいあったような気もするけど、わからない。

今回の反省はやっぱり、いろいろなケースを想定して、シュミレーションしておかなければいけないってことのようだ。25kmとか30kmの時点ではっきり自己新ペースということがわかれば、中身も違っていただろう。でも、その前に、自己新が出るかもと思える練習をこなせなかった自分も悪いのかもしれない。

結果的には、運良く涼しい天気に恵まれたことで、夏の大会としては思った以上にいい結果になったのだが、夏の大会への出場は、その大会で走ること以上に、その前段階での練習をこなす難しさや、プレッシャーの克服等、ものすごい大変なことがわかった。

生半可な気持ちじゃ、夏の大会はでれません・・



フル男子(グロス) 3時間41分26秒
総合順位(グロス)2636人中1662位 フル男子

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