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富士試走その3

(2005/07/10 ランニング日誌)

 富士登山競走完走者の方、何人かに「いちばんきついところはどこですか?」と聞くと、たいていの方が八合目といいます。それと、「高山病対策で事前に山頂まで行っていた方がいいよ。」とも。
富士頂上
本番で、五合目関門・八合目関門を突破してそこまで行けるかどうかは別にして、山開きも行われたことですし、山頂までの試走(いや、これは本当に試「歩」ですね)に行ってきました。

前回のブログに書きましたとおり、梅雨の合間である現在、晴天の中の試走というのは無理な話。天気予報をにらみながら、「曇りのち夜から雨」が最良の予報だった7/9(土)に挑戦です。

今回は、馬返し-五合目-山頂の登山コース。その下からの出発なら走るところもアリでしょうけど、今回はいきなり歩きスタートです。天候によっては八合目あたりで引き戻してくることも、OKとして、自宅を6時半出発。現地8時半到着。馬返しは多くのランナーがウォーミングアップ。みんな、来ています。

今回は本番と同じように、ウエストポーチのみで行こうと思っていたのですが、すでに馬返しでもちょっとひんやりします。頂上までの道のりは寒そう。そこで、急遽リックに切り替え(車で行ったのでいろいろと持っていってました)、ウィンドウブレーカーを持って出発です。

馬返しスタートの人も多いですが、その下から走って上がってきた人も多数。週末の今日・明日は、たぶん最後の試走ランナーが集まって来ているのでしょう。すでに、山開き後ですので、コース途中にあった倒木等もきれいに整備されています。ただ、途中の水抜き用の土砂溜りが大きな段差を作っており、このままだと当日相当走りにくいと思います。

3度目となると、コースも間違えることもなく五合目佐藤小屋に難なく到着。最初は少し寒いかなぁと思いましたが、十分汗をかきました。さて、ここからは、初めてのルートとなります。

六合目を過ぎるあたりから、本格的な砂礫道。ものすごく滑ります。これがストレスになります。道取りをしっかり選べれば、いいのですが、本番ではそうも言っていられないので、相当このじゃりに苦労しそうです。
そして次は岩場。軍手なしにはとても登れない岩場です。
だんだん、足のピッチが狭くなります。途中、完全ストップして休むということはないのですが、登っているんだか、足踏みしているんだかわからない状況になってきました。
そして、八合目。すでに3000mは超えています。気温も下がって、風も強くなってきました。汗はいっさいでません。ここでウィンドウブレーカー着用。
上に行くにつれて、風が上からではなく、横から吹いてきます。つづら折に登っていくので、登る方向によって向かい風になったり追い風になったりします。ああ、足が動かなくなってきたぁぁ。

ここらへんからは、去年、息子と富士登山した須走コースが合流しますので、見覚えのある景色になります。よし、あの9合目の鳥居を超えれば、もうすぐのはず。頭ではわかっていますが全然ピッチがあがりません。両手もフルに使いながら、登山者を少しずつパスしながら・・・ようやく、山頂!!

はぁ、やった、やった。どんな形であれ、山頂まで上がったことはうれしいものです。しかし、タイムは馬返しから3時間40分弱。(途中時計の操作を誤り、正式ではないですがたぶんこんな時間)これじゃ、全然だめです。最初のきつい1時間のランニングを省略して、このタイムですからお話になりません。7/8合目からピッチががた落ちしたのが問題のようです。しかし、高山病の兆候も無いようです。

富士山の頂上は、風をさえぎるものがないので、大嵐でした。霧状の水滴が真横に吹いています。気温は3.8度。あわてて、小屋に避難。暖を取るためにうどんとコーヒーを注文です。
もちろん、こんな状態では、ゆっくりしては入られません。これ以上ひどくなる前に下山です。なにせ、下はショートパンツ、上はTシャツ+薄いウィンドウブレーカーだけですから。
霧で前がほとんどみえず、またメガネに霧の水滴が付き、ほとんど視界が無い中、砂礫の下山道を降ります。まわりが見えないので、道があっているかも不安・・・。降りること5分。ようやく嵐も収まり、ほっとしました。やっぱ上の天気は怖いです。

帰りは、知る人ぞ知る、砂(じゃり?)を、ずるずるすべりながら降りていくのですが、その単調な道が結構長いんですよね。もううんざりしたころ、五合目付近に到着です。なお、今回の下山の際の砂走りで、しっかり3箇所も豆を作ってしまいました。足へのダメージはそんなになかったけど、痛かった・・・(T^T)

なお、五合目からの林に入ることから、パラパラと雨が。林の中なのであまり気にはなりませんでしたが、馬返し駐車場に到着する頃には、まとまった雨になっていました。1時間行動が遅かったら、上も下も全然違う結果になっていたかもしれません。

さて、全てのコースを3回にわたって経験しましたが、とても一筋縄ではいきません。あとは、レース本番の高揚感がいいように作用してくれるか、でも、当日は混雑でもっと時間がかかるかもしれないし。とにかく、いまさらながらハードルはめちゃくちゃ高いということを再認識です。

ただ、この富士登山競走完走レベルにはまだまだですが、去年、息子とえっちらおっちら1泊2日で登った五合目-富士山頂が、一合目の下(馬返し)から3時間40分で山頂まで登れたことは、我ながら成長したなぁと、ちょっと感慨深いです。ただ、景色とかほとんど見ていませんけどね。(^^)

(富士試走その1はこちら)
(富士試走その2はこちら)

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【いただいたコメント】
ヒロ児玉 さんからのコメント
無事に富士山頂まで試走できてなにより、お疲れさまでした。やっぱり、山頂までのコース体験してるとしてないとでは全然違うでしょうね。私はこの前の5合目までで、かなり辛かったけど、まささんなら大丈夫!本番は最後まで諦めないで頑張って!GTメール送るようにして下さい。

2005/07/10

HIDE10 さんからのコメント
富士山山頂アタック成功おめでとうございます。
本番でも、ゴールまで登って登って頑張ってください。

2005/07/10

亀オヤジ さんからのコメント
お疲れ様でした。

うーん手強そうですね。本番では火事場の火事場の○○力も期待できるし、諦めずにしっかり走って下さい。
まささんもメガネ族ですか。私もメガネですが走る時はコンタクトです。(1デイの使い捨て)楽ですよ。サングラスも使えるし。
結構お薦めだと思いますが・・・。

2005/07/10

マハロ菊池 さんからのコメント
試走お疲れさまでした。
あとは無理せずケガせず体調に注意してベストな状態で本番に合わせて下さい。

2005/07/10

小虫 さんからのコメント
なんだかんだ言って、本番ではがーーーーーっと頂上まで行くに、ワイン1本賭けますよ。

2005/07/10

>こじろう さんからのコメント
富士試走お疲れ様でした。山の天気は変わりやすいから注意が必要ですよね。本番は走りやすい良い天気だといいですね。

2005/07/11

>アロハ さんからのコメント
練習の結果が、実践となる。
火事場の◯◯力はありません。間違いない!

2005/07/11

>かど さんからのコメント
3時間40分に馬返しまでの1時間を足して4時間40分。本番はプラス火事場の馬鹿力で完走!

2005/07/11

shimo さんからのコメント
5合目まで、いかに疲れないで早く到達するか、そこからは早歩きなもんで、休まないで登れるかどうか。

練習時よりは絶対にタイムはアップしますよ。

私もギリギリ完走狙い。

2005/07/11

>shobun さんからのコメント
さすが、まささん、やはり上に行かれたのですね!祈!初挑戦で時間内完走!!!こちら祝杯は自宅で麦茶でさせていただきますけどね。<晩酌撲滅35晩続行中!>

2005/07/11

>ホロ さんからのコメント
ん?
なんか完走が見えてきてますね!
ハセツネもサブテンもサブスリーもこの調子でいってしまいそう。
オソルベシ。

2005/07/11

masa さんからのコメント
>ヒロ児玉さん
確かに途中距離表示等ないので、体験しておくといいと思いますね。

>HIDE10さん
アタックっていうほどのものではありませんが。今回はあえて、山頂でもおみやげ買いませんでした(^^)

>亀オヤジさん
コンタクトは合わないんですよ。ソフトもハードも何度も試したんですけど・・。だめなんですよね。

>マハロ菊池さん
あと、カーボローディングが楽しみです

>小虫さん
では、ビンテージを用意しておいてね。

>こじろうさん
当日天気、暑すぎず・寒すぎずって贅沢いっていられませんかね。

>アロハさん
厳しいーぃ!

>かどさん
いや・・・プラス1時間では・・(^_^;)

>shimoさん
お互いがんばりましょうね。

>shobunさん
麦茶ですか。まぁそういわずに、一杯どうぞ♪

>ホロさん
いやいや、全然ですよ。爪の垢飲ませてください。

2005/07/11

>かみの さんからのコメント
さらっと書いてありますが、ものすごいコースですね。LSDの際にヒロさんからも少し富士のコースのお話をうかがいましたけど・・・まぁ、私には縁のないコースです(笑)
文章のそこかしこから順調さが伝わってきます。本番が楽しみですね。

2005/07/11

masa さんからのコメント
>かみのさん
いやいや順調ではないですよ。やっぱ、もう少し早くから練習すべきだったと反省しています。

2005/07/12



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