今度の日曜日は名古屋国際女子。北京五輪女子マラソンの最終選考レースです。そして高橋尚子の五輪への最後の挑戦レースでもあります。
ランニング世代というのがあるなら、私の一つか二つくらい上の世代の人はちょうどQちゃんがシドニー(2002年)で金を取ったのを見て走り出した人が多いでしょう。私の場合は、彼女がベルリンで当時女子世界最高をマークした2001年秋くらいからジムに通いだし、後に走りだしたので、走るきっかけが必ずしも彼女ではないのですが、多大な影響を与えてくれた人には変わりありません。
そもそもマラソン=ゴールでバタッっていうイメージが強かったのですが、ゴール後あんなにあっけらかんとしているのを見て、マラソンに対する印象が変わりました。今のマラソンブームの礎を作ったのは、日本女子初の五輪マラソン金ということだけでなく、そういう自分にも出来るかもという精神面をささえてくれた彼女の貢献も無視できないと思います。
そんな彼女も、今年36歳。五輪参加への挑戦は最後でしょう。
いまだに、前回のアテネに出場できなかったのは残念で仕方なかったし、もし出ていたらどうなっていたんだろうというのは興味の尽きないところです。
それ以上に、再び4年経った今、五輪選考レースに挑戦しようとしていて、少なくてもこの名古屋国際では優勝候補の一人であるということはすごいです。
あのベルリンの頃は、絶対この人に勝てる選手はいないな!くらいの勢いがありましたが、ここ数年は結構ドキドキもの。怪我も多かったので、大会に無事出場することがひとつの関門だった感もあります。
正直、日曜のレース。見ている方も一抹の不安が無いわけではありませんが、もう一度、あの勇姿を見せてもらいたい。そしてぜひ北京選出を決めて、夏まで我々に夢を見させてください。
結構、彼女が現役でバリバリやっているのが支えだったりするんですよね。がんばれQちゃん!!
p.s.
テレ朝系で今日特集してましたね。うーん、あの涙のアテネ代表から4年。長いような、短いような・・・