(続きより)
さて、今回はクリック率というものを実験してみました。
目的のリンク先に対して、もちろん文字数の制限こそありますが、そこに誘導するセリフは自由に決めることができます。
前にも書いたように、私の主たる目的は「ジョギングシミュレータ」という表記を広告として表示することなので、とりあえずそれがクリックされるか否かは問題にしていませんでした。(それはクリックされた時に課金される予算に限りがあるからです。)
なので、広告には「ジョギングシミュレータ」と書かれていることが大事なのですが、クリック率を上げるというのを考えると、必ずも名前を載せる必要は無く、むしろ「なんだろう?」と思わせる要素を載せた方がいい場合があります。
また、同じ「ジョギングシミュレータ」の表記でも、それを説明する文章に期待感を持たせる方がクリック率の向上を期待できるような気がします。
ということで、次のような3つの広告パターンを用意し、実験てみました。
aはデフォルトの通常広告です。
bは「無料」とか「不要」とかいうキーワードを追加しています。
cは何のサイトかわからないキャプチャーになってます。「君もできる」って・・(笑)
で、これらの3つのクリック率ですが・・・
a・・・0.08%
b・・・0.10%
c・・・0.11%
でした。おのおの広告の表示回数は1万回以上なので統計的には3つを比較することはOKだと思います。
やはり、一番クリック率が高いのは、何か期待感があるc。次ぎにおいしいキーワードがあるbですね。
このように、表現ひとつで広告に対する反応が変わるのはおもしろいですね。
その他、GoogleAdWordsはいろいろな設定ができ、表示広告に対してカスタマイズが可能です。表示するサイトも制限することができます。
ぜひ広告表示をしたいサイトを指定したり、逆に表示したくないサイトを設定したり・・・。
実際、広告を表示しようと思うと自分の意図しないサイトに表示されることもあります。それはキーワードを自分で選ぶ際に、必ずしも自分が考えるようにGoogleは自動で考慮しないからです。
私の場合はキーワードのひとつとして「地図 測定」とか設定したりもしたのですが、ドラクエの宝の地図を表示している攻略サイトにいっぱい広告表示されたりしました(汗)。さすがにそれはターゲットが違うのではずしましたが・・・。
あと、同じドメインであれば広告表示はさすがにされないのですが(例えばジョギングシミュレータであれば42.195km.net上では表示されない)、このブログであるmasa.moto84.comではしっかり表示された履歴が残っていまして、これももちろん除外サイトにしました。
てなわけで、なかなかおもしろくGoogle社の収入のある側面を知ることができました。とにかくよくできているのは、自由度の高さですね。
そこらへんの利用者視点に立っているところは、さすがベンチャー上がりというか、いまだにベンチャースピリットを持ち続けているのかなぁというのを感じましたね。これからも小回りの利く会社であり続ければ、おそるべし「Google」の時代はしばらく続くのではないでしょうか。