2007年6月3日 千葉市幕張新副都心 60km
ウルトラ100kmマラソンへの第1ステップにすべく、「飛翔」千葉ウルトラマラソンにエントリー・参加してきた。結果は、40km手前で棄権。フルマラソンにも満たない距離でレースを終えた。
当日、受付は7時から7時45分までに海浜幕張駅から徒歩10分程度の浜田川緑地にて。うちからだと、電車で意外と時間がかかり6時前の電車に乗る必要がある。しかし、ほとんど人の乗っていない車両でうとうとしながら、現地着。今年から、要回収となった、新品のゼッケンを受け取りランシャツに装着する。
飛翔千葉ウルトラマラソンは浜田川の周辺の公園緑地を周回する。1周3.4km。最初に距離調整で2.2km走って、3.4km周回を17周で、計60kmだ。
準備運動もそこそこに、スタート時間。天気は快晴。焼けそうな1日。8時ちょうどスタートだ。
スタート後は、走友のpayutaさんに併走いただく。なにせ、初めてのフル以上の距離。ペースがわからない。じゃあキロ6分くらいでいきましょうということになりついていく。確かに自分自身でも、あまり遅いのは、フォームも変わってしまい後々逆に苦しむ気もするので、それくらいがいいような気がする。
ところが、朝イチというところか、8時といえども日差しの強いせいか、どうも体が重たい。あまりいいスタート状態とはいえないようだ。
とはいえ、どういか5kmくらいを越えたあたりから、足が出るようになってくる。1km6分くらいということだったが、流れに任せたペースで5分30秒くらいに上がる。まぁ、それもよしとする。
給水は2箇所。給食・給水(水・他いろいろ)のゴール地点近くと、その反対側の給水所(水のみ)。4周目くらいからメインエイドで休憩を入れる。最初、ドリンク一口が、それプラスフルーツ。それともう一杯・・・とかで、休憩タイムが30秒くらいから2分以上になっていく。また、反対エイドでも水休憩を入れる。payutaさんと別れてから、そんな風に少しずつ、ピットイン時間が増え続け、なおかつ周回も徐々にキロ6分に近づいていく。
6周目くらいで、右足裏が痛くなる。うーん、なんだろう。まぁそのうち痛みも引くかなぁと思い、続ける。
途中でトイレに寄るが、その時、ランシャツランパンが汗だらけであることに気づく。思いの外、気温は高く、相当汗をかいているようだ。まぁ給水はちゃんと取れるので脱水とかの心配はないが・・・。
足裏はあまりよくはならない。今回、レースに使うのは初めてのオニューの靴。でも、先日玉川上水LSDで40km以上は試しているから、これのせいでもないと思うのだけど。試しにシューズに水をかけて水冷を試みるが効果なし(^^)。そんなこんなで、半分の30km通過。あと、半分かぁ・・・。気持ちが凹む。
1周3.4kmというのは、実は今どれくらい走っているのか計算しずらい。たぶん、この1周が終われば40kmという周回。足裏の痛みが大きくなってくる。このまま走ってもっと悪くしたら・・という囁きが聞こえる。
「やめちゃえば?やめちゃおうか。だって、本当に痛いじゃん。この状態であと20kmなんて絶対走れないよ。なら、ひどく成る前に止めたほうがいいよ・・・。」
そこまで悪魔の囁きが聞こえると、あまり悩むことなく、足が止まりウォーキングに。リタイヤ宣言できる周回ポイントまでは2km。とぼとぼと進む。後ろから首筋に当たる日差しが痛い。暑いなぁ・・。
さっき抜かして来たランナー達に抜き返される。みんなすごいと思う。おい、自分は情けなくないの?うん、だってしょうがないじゃん。
結局、12周で終了。39.6km。あと1周すればフルマラソンを越える距離だったのはわかっていたけど、とにかくおしまい。ゼッケンをはずして、靴を脱ぐ。
着替えて、走っているランナーを尻目に、その場所を離れる。途中で食事をして、家について時計を見る。まだ、走友は走っているだろうか?ゴールしただろうか?そんな時間。
リタイヤは初めて。でも、全然悔しくない自分が悲しい。今までなら、情けない自分に腹も立つはず。それが無い。燃えてないの?真剣じゃないの?そんなのでいいの?
足の状態もちょっと不安だけど、それ以上に、これからの精神的な壁になるような気もする。
さて、これから100kmマラソンに向けて、そう楽ではない挑戦であることはわかった。でも、鍛えるのは足と精神力?
ふぅ。