先日、通勤定期を買いに池袋にいったついでにふと気になっていた隣駅、目白にある「切手の博物館」に行ってしまいました。
たぶん、我々の年代の何人に一人かは切手収集とか小学校の頃やったと思うのですが、私もそのクチ。中学入るとすっかり興味なくなっちゃったんだけど、この歳になるとちょっと懐かしさのあまり行ってみたくなっちゃいました。
まぁその程度なんで、気合い入れて行ったわけではないのですが、入るところで「今日23日(ふみの日)は無料」との文字。
おぉぉぉぉー、久しぶりにものすごく得した気分。入場料は大人200円のようなのですが、それがタダというのは∞のお得感があります。(ちょっとおおげさ)
さっそくルンルン気分で入場。まず、この時期の特集ということで飛行機関連の世界の展示。ふーんふーんと見ながら、次へと移ろうとすると・・・そこでおしまい。いや正確に言うと1階展示フロアーは終了。で、2階に上がるとそこは展示スペースじゃなくて図書室と名前が付けられた切手のガイドブック等が置いてある部屋。つまり博物館と名乗っているけど、展示しているのは一室だけ・・・。これって・・・。
まぁ、タダだったんでいいんですけど。ちょっとなーって感じですよね。
さてとと見ると、1階フロアーの奥は土産物やさんのようです。ちょっと覗こうとそちらに向かうとそこは土産物ではなく、切手の販売店が数店。でも、妙に人が集まっています。どれどれと見ると、素人目に見てもデパートの切手コーナーとは明らかに違いそうな品揃え。じゃどんなものがあるか見てみようじゃないですか。
見てみると、懐かしいというか「あ、これ持ってる。」というのが多数。で、売値を見てみると安い。
で、よくよく見ると「額面」との文字。「額面」って、切手の額面で売るってこと?だってこれ1975年とか書いてあるじゃん。
そうなんです。今、記念切手の価値なんて価値ゼロなんですね。まぁゼロというのはあれですが、ようは切手の額面分の価値しかないのです。だから20円切手が20枚並んでいるシートだと400円。もう30年も前のやつがです。つまり、今、郵便局で買うのと同じ価値。
だからあの頃、小遣いためて集めたり、記念切手発売日には並んで買ったあれらが、全く価値としては出ていないんですよ。
以前、タモリ倶楽部でもやってましたが値段があるのはこれら未使用切手ではなく、使用済み切手(もちろん当時の消印付きの)だそうでもう悲しくなってしまいます。
とはいえ、あのとても手に入らなかった切手が1000円とか、えぇぇーそれが2000円なんていう価格破壊もあって見ていて逆に楽しかったりして。このショップに入るのは入場料いらないけど、実はとっても興味を持った空間でした。
それこそ、大人買いすれば憧れの切手がいっぱい手に入りそうですが、そこまではする気はなし。でも、なにかせっかくだから買って帰ろうかなと物色するとこの東京オリンピックの切手6シートが全部で900円だって。
もしかしたら、2016年に東京オリンピックが再び行われれば値上がりするか!と思ったわけでなくて、私の生まれた年に発行された切手。おもわず買ってしまいました。
ゆっくり椅子に座って物色している人も多く、切手の価値とかじゃなくて、何かのテーマに沿って集めたら結構楽しいのかもしれませんね。またはこの額面価格である10円や20年の記念切手を買い集めて、年賀状とかにペタペタ貼って送ったらおしゃれかもしれない。
また機会があったら覗いてみたくなるような空間でした。