「まさ」のあれこれWeblog
職業はランナーでもプログラマーでもないけど・・
   
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2009/07/29>
恐怖の通勤電車
恐怖
先日のこと。

いつものように、いつもの時間の通勤電車に朝、乗っていました。
割と空いているので、2回に1回は途中の駅から座っていけます。その場合は、ほとんどのケースで熟睡です。電車での睡眠は私のライフスタイルの一部になっていると言っても過言ではありません。

さて、その日。私が座っているある女性の前のつり革につかまって立っていると、彼女がしきりに隣の席の男性と彼女の席のわずかな隙間あたりを気にしています。

彼女のその気のしかたが半端じゃありませんでした。それこそ、15秒に一度とかそれ以上の頻度で、そちらをチラ・チラと見ています。なにかシートが汚れていて、それが自分に付かないように気にしているのでしょうか。でも、異臭とかはしないので、その手のものではないようですけど。

チラ・チラ。まだ、彼女は気にしています。隣の男性は熟睡中。何をそんなに気にしているのか。イビキでもないし。

チラ・チラ。・・・・。いったいそこに何があるの?気になってしょうがありません。彼女は反対側に精一杯詰めています。いったい何が?


そして、電車は某ターミナル駅に近づきます。普通、座っている人って、電車がホームに着いてから、もしくはドアが開いてから、席を立ちますよね。その女性は、ああやっと駅だわという感じで、到着のずいぶん前に(それこそ最初の減速のブレーキをかけるあたり)早々と立ち上がって出口に向かって行ってしまいました。

当然、私の目の前の席が空いたので、私はすわります。でも、その隣の人とのわずかなスペースには特になにもありませんでした。

いったい、なんだったんだろう。と思いながら、座った後、再度、彼女と同じような感じで、視線を隣の人の、そうちょうど腰のあたりに目を移すと・・・。

えぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー。


そこには、大きな蛾。白いような、灰色のような、奇妙な模様を羽に描いていて、芋虫のような胴をもつ、とてもとても大きな蛾がいます。

たぶん状況的には、隣の人の背もたれとお尻の小さな空間で、その人の上着のシワに体の一部が挟まって脱出できなくなっている様子。逃げたくて逃げたくてパタパタ羽を動かしては、休んでいるのです。

たぶん、その蛾がじっとしていてくれたらそんなに気にならなかったかもしれません。しかし、とても大きいそれが、必死に逃げようとしていて今にも、私の右後方から、ブワッっと飛び出してきそうで、そりゃ気が気でありません。
そう、いつ出てきてもおかしくないような状況なのです。

前に座っていた彼女が異常な頻度でチラチラ確認していたのを見ていて、回りの人(つまり自分)が、非常に彼女に違和感を感じたので、逆に私の場合は、そういうまわりの目線を気にしてチラチラ見ることができませんでした。

いつあのでかいのが飛び出してくるの?見れない恐怖。
チラチラっとだけ見たあの巨体。薄い毛に身をまとった、なんともいえない柄の虫。
聞き耳だけをひたすら立てて、とても、寝ていられる状況ではありません。うわぉー、今いったいどうなっているの?まだ動いているの?どうなの??

ああ、早く降車駅に着かないかなぁ。怖いよぉ。怖いよぉ。



あと2つ。あと1つ。降りれる!

私も、電車が停車するはるか前に席を立ってしまいました。前の彼女と同様。一心にドアに向かいます。
そして、決して振り返れませんでした・・・。うう。

電車を降りて、自分の背中をいち早く確認。ほっ。何もいません。どうにか彼はそのまま乗り続けているようです。助かりました。


ちなみにそれ以降、車両を変えて通勤しております。
大きな虫は怖いなぁ。
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22:10 ||

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