マイケル・サンデル教授著の『
これからの「正義」の話をしよう』。読み終わりました。
NHKで毎週やっていたハーバード白熱教室の元本ですね。この番組、結構好きで見てまして、こんな大学授業がこの世にあったのかと思えるほどw、引き込まれました。
テーマは「正義」であるその授業、要は「哲学」なわけです。「哲学」ってそういえば大学の時、一般教養で取ったけど、それってレポート1回出せば単位が取れるんだったか、教科書買えば単位がもらえるんだったかの、サービス授業を選択したので、全くカジッたことはありません。
このハーバード白熱教室も、ながら視聴しているとすぐ言っていることが解らなくくらい高度な話もするのですが、なにせ1回1回の議論の元になる例が身近で、学生と教授が議論し、最後にある結論に結び付けられるんです。で、その展開がみごとでした。最終回とはは、私も思わずスタンディングオベーションで拍手したくなるくらい。また年末とかそういう時に再放送とかするんじゃないかなぁー。
で、この本。やっぱり講義と同じようにいろいろな身近な例が散りばめられ、時には難しいいところもあるんですが、本なので何回かそこを読みなおすことで次にいくことができます。この教授の主張するところに、まずは考えよう・議論しようがあるのですが、まさにそのきっかけになる良本だと思いました。アマゾンでも本の部門で4位だそうです。(9/23現在)