日経BP社発行の「
世界でもっとも美しい10の科学実験」読みました。
作者(ロバート・P・クリース)が歴代の10の実験を独自に「美しい」という主観で選んでいます。それは、雄大さという観点であったり、実験が上演された状況だったり、基本的な自然法則がドラマチックに表す実験だったり。いきあたりばったりで10つ選んだのではなく、多くの見方で科学実験を分析しています。
10つは、小学生レベルから理解できる簡単な物から始まり、最後は高校物理レベルの実験まで、徐々に専門的にはなっていきますが、半分までは物理きらーぃっていう人でも十分楽しめる内容ではないでしょうか。
紹介されている実験をいくつか紹介すると・・
「エラトステネスによる地球の外周の長さ測定」
「球を落とす・斜塔の伝説」
「地球の重さを量る・キャバェンディッシュの実験」
「地球の自転を見る・フーコーの振り子」等々
とにかく、そんなの知ってるよっていう有名な実験を、こういう切り口で分析するかぁーっていう作者の力量がものすごく見えていて、結構すごい。で、この人何者?と調べたら、アメリカの哲学科の先生っていうから、びっくりです。