2008年3月16日 荒川河川敷・フルマラソン
今年もやってきました荒川市民マラソン。5回目の参加。同じ大会にこれだけ連続して出ているのもこの大会だけだ。
先月の東京マラソンから1ヶ月。過去に2度、1ヶ月間隔でフルマラソンを走ったことがある。一つは初フルの荒川-長野。この時は長野の方が5分遅い。もう一つはその翌年のやはり荒川-長野。これについては30分、やはり後ろの大会である長野の方が遅かった。
つまり、2大会連続の場合、後の大会の方が明らかにタイムが出ていないのだ。でも、これらは4年も3年も前の結果だし、この間、自分としても経験を積んできたはず。今回は、同じような失敗をせず、東京マラソンをいいステップにして、荒川ではそれ以上の結果を出すというのが今回のテーマだ。
自分なりに今まで何故うまくいかなかったかを分析するに、最初のフルの疲れが完全に取れないまま練習してしまい、万全な体で臨めていないのではいうことだった。ということで、今回は東京マラソン後は、1週間はじっくり休み加えて強度の高い練習は基本的にしなかった。ただ、東京ではスピード感が全く無くなっていたので距離は短いがスピードを東京前に比べて高めの練習をしたつもり。
自己ベストはさておき、2連続大会で前の記録を超える!学習効果がでるのか?さて、この結果は・・
去年、おととしと荒川マラソンイコール風に悩まされる大会・・・というイメージが定着しつつあったが、今年は気温も高く、風もほとんど気にならない絶好のコンデションだった。今年も自宅近くでアップをし、トイレを済ませて、車で家人に送ってもらった。
天気予報では晴れだったが、スタート時点では曇り空。それでも暑くなりそうな予感。水分を取ってスタート地点へ。今年はゴスペルとか無く、淡々とスタートw。スタート地点まで約1分半。あいかわらず1km位までは混雑状態だった。
東京マラソンが3時間34分くらいだったから、とりあえず3時間30分切りは最低条件。願わくばその上に行きたい。3時間30分だと、キロ5分は切り続ける必要がある。ちなみに3時間20分だとキロあたり4分44秒。今回はこの間がターゲットのタイムだ。
さて最初の5kmで今日の調子がわかる。5km通過は24:25(5:03-4:45-4:51-4:51-4:55)。5分は切るも、4分44秒というのはもうこの時点で無理な目標であることを悟る。後半徐々に落ちることを考えると今の4分50秒台キープは最低条件。このペースキープを思いながら先に進む。
10km通過は24:58(5:00-5:21-4:40-5:02-4:55)。7kmポストはたぶんずれていたんだろうけど、この5kmはほとんどキロ5分。うーん、これじゃあなぁ。体もずいぶんほぐれてきた感があるので、気持ちスピードをあげてみる。
15km通過、24:40(4:53-4:57-4:59-4:59-4:52)。ところが、ここを過ぎたあたりから、疲労感というか体が重たいというか、後ろ向きな気持ちが出てくる。「まだ16kmかぁ。」とかこの時点で考え出したら、まず、いいレースは無い。
17km過ぎで折り返してきた先頭ランナーを確認し、徐々に増える復路の選手を見て気を紛らわしながら20km通過。25:02(4:58-5:01-5:03-4:59-5:01)。そして21km表示を過ぎ、折り返し。この時点で3時間30分圏内であることは確認するが、すでにあまり現実味がないような気がしている。
今年は復路が追い風だったようだがあまり関係ない様子。まだ足が重いとか痛いとかではないがペースが確実に落ちていく。25km通過。25:45(5:07-5:09-5:07-5:11-5:11)。
この時点で、もうすでに消化ゲーム。1km毎の距離表示が長く感じ始める。給水で歩いちゃおうかな・・とか考えつつも、残りの距離を考えるともう少しトコトコ行ってから楽することを考えようと思う。とりあえず、30kmにあるおにぎりが今の目標・・・。
ようやく・・という感じで30km到着。26:39(5:12-5:12-5:18-5:26-5:31)。これだけ、着実にペースが落ち続けるのもめずらしい・・。完璧に落下モード。あと12km。歩いちゃう?しかし歩くにはまだ先がありすぎか。どんどん抜かれつつ、35km過ぎのシャーベットまでがんばろう。そこを過ぎればあと7kmになるわけだし。
35km。足は既に鉛状態。ほんと同じ距離を走るマラソンでも、楽に35km通過できる時もあればとこのように苦しむこともある。この5kmは27:44(5:34-5:39-5:21-5:21-5:49)。
シャーベットを食べて水分補給し、コース最後の登り坂をあがって、いよいよもう少し!と思いたかったが、全然足が動かない。この1kmはなんと6分17秒もかかってしまう。走っているけど、走っていない!このままでは4時間とかも危ないんじゃないか?と思うほどペースダウンが止まらない。岩淵水門を過ぎて下り坂。これを利用して少しは頑張ってみようと足を上げる。辛い辛い。
このあたりで代々木RCの某氏に声を掛けられ抜かされる。あー、いっちゃうよ。ところが、彼もきついのか再度並ぶことができた。ここから彼に引っ張られペースが上がる。というか、まだ走れたじゃん>自分っていう感じ。今までのペースダウンの10km以上はなんだったんだろう・・。
もう自分でも訳がわからず、39km過ぎの最後の給水を取ったら、スパート。
40km通過。28:16(6:17-5:43-5:56-5:29-4:51)。6分17秒から4分51秒へ・・ってこのラップはどうなってるんだ?ところが、スパートがやはり早すぎた。41kmをどうにか超えるも残りの1200mがもう心肺的にもいっぱいいっぱい。再びペースが落ちていくのがよくわかる。めちゃくちゃ苦しい最後のランだった。結局最後の2.195kmが11:11(4:58-5:17-0:56)。
ゴールタイムはネット3:38:47。グロスで3:40:18だった。
終わってみれば、当初目標の前月の記録を切ることもできず学習効果が無いことが立証されてしまった。やはり、一つ目のフルが終わった時点で、一区切りついてしまって、緊張が切れちゃうのか。肉体的な問題より精神的問題なのだろうか?もし、今後、連チャンのフルがある場合は、最初のレースに照準を合わせることにしよう。
それにしても、今回はペース配分がばらばら。まぁ、これはダメだ!と思ってからも、復活の目があることを知ったのは悪くは無かったかな・・。一応、少しだけ学習した・・かも。
42.195km男子一般の部(グロス) 3時間40分18秒
42.195km男子一般の部(ネット) 3時間38分47秒
42.195km男子一般の部順位(グロス)10973人中1484位
42.195km男子一般40歳代順位(グロス)3340人中582位
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