「まさ」のあれこれWeblog
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2007/01/08>
Nike+iPod Sprot kitにおけるセンサー装着方向と計測距離の考察
曲がったセンサー
 以前のブログで「Nike+iPod Sprot kitにおける走行ペースと計測距離の考察」を書いてみた。その後、再キャリブレーションをとりあえず行なって走っていたら、センサーを取り付けるアダプターが走る衝撃で90度曲がってしまう。いちいち直すのもめんどくさいし、こりゃ不良品か!と思ったけど、よく考えてみれば最初から180度つまり蝶つがいの部分を手前につければいいんじゃんと気づき、再装着。で、無事問題解決。
ところが、センサーを途中で180度付け替えた影響なのか、どうも計測距離がおかしい気が。はたして、センサーの角度によって計測距離が変わるのか?それとも単に自分の走るペースが変わることによって、測定距離が変わっているのか?
ずーっと、靴に付けっぱなしならセンサー方向を気にすることはないけど、Nike+シューズにいちいち出しいれする人とかは、センサー方向が変わらないとも言い切れない。

ということで、冬の自由研究第2弾。『Nike+iPod Sprot kitにおけるセンサー装着方向と計測距離の考察』。

1.初めに
 Nike+iPod Sprot kitは実際に普段走るスピードでキャリブレーションを行なうことで、手軽に走行距離を知ることができるが、そう頻繁にキャリブレーションをすることはできない。また、複数のランニングシューズを持っている場合や、外でのランニングとジムでのランニング等シューズを使い分ける場合、Nike+iPod Sprot kitのセンサーをはずすことがある。そこでキャリブレーション時のセンサーの装着方向と走行時のセンサー装着方法が違う場合、測定の距離に大きな違いがあるか否かは事前に知っておく必要がある。
今回、センサー装着方向を何度か変え、測定距離に違いがでるのかを検証してみた。

2.実験
a.使用品
 以前使用したのと同様のiPod nano(5K62304****) + Nike + iPod Sport kit(4H6445A****)をSwitchEasy RunAway Adapterでランニングシューズに装着。トレッドミルも前回と同様の機械。
b.キャリブレーション
 まず、実験と同一の日にのH公園400mトラックを利用して1000mを約6分(時速約10.0km/h)でランニングのキャリブレーションした。この時のセンサー装着方向を今回の実験のデフォルトとする。
c.本測定
 本測定はトレッドミルにて行なった。5分27秒ペース(時速 11.0km/h)、傾斜角1.0%にてランニング。おのおの助走を100m以上おこなった後にトレッドミル上の1000m通過時ににnanoの距離表示がどうなっているかを測定した。
 測定はデフォルト方向(以下「正」)→180度反転(以下「反」)→再度この「反」状態で測定→「正」→「正」→「反」と各方向3回ずつ行なった。

3.結果
 以下のような結果となった。

fig4


 「正」「反」で多少の上下はあるものの、ほとんど同じ計測値となった。3回ずつ測定を行なったわけだが、平均で17m(1000m中つまり1.7%)の差しかなく、各方向で20mから40mのばらつきがあることから、ほとんど誤差の範囲であるといえる。

 なお、トレッドミル1000mでのnao測定値が800m前後であるのは、前回のようにキャリブレーション時の速度と、今回の測定速度の差の影響が強いと思われる。

4.結論
 今回、センサー装着方向の違いによる測定の差は確認できなかった。よって、キャリブレーション後のセンサーを180度逆に装着しても測定の誤差は(ほとんど)ない。
 むしろ、前回レポートしたようにキャリブレーション時のスピードと本番スピードの差異の方が影響を与える。



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22:14 ||

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