「まさ」のあれこれWeblog
職業はランナーでもプログラマーでもないけど・・
   
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2005/03/21>
第8回東京・荒川市民マラソン
<場所:板橋 9時00分スタート>

荒川トップ
ここから始まった、初のフルマラソンから1年。ふたたび、荒川河川敷に戻ってきた。昨年のタイムは3時間40分54秒。その後2回のフルマラソンはこれを超えられず。3時間半を狙いにいった昨年秋のつくばマラソンは、後半の大失速で3時間35分28秒。タイム更新はしたが、敗北感漂う結果だった。

その間、走友が次々にフルやハーフの記録を伸ばしていく。伸び悩むのは自分ばかり。もしかして、タイム的にはもう限界?3時間30分って自分じゃ切れないんじゃないだろうか?
最後のチャンスとは言わないまでも、自分を追い込むため、再度ここで前日に宣言させてもらった「3時間30分切り」。

天気は晴れのちくもり。スタート地点での風は無し。気温は低めだが、マラソンには好条件。スタート地点は結構前の方のBブロック。遅くなる言い訳ができない状況で、定刻9時にフルマラソンはスタートした。

先日のブログにも書いたが、3時間30分を切るシュミレーションタイムは
3kmまでは5:14/km
35kmまで4:54/km
そこからペースダウンを1kmにつき徐々に5秒して
42km地点では5:24
だ。それをナイキブースでもらった腕バンドに書き込み、腕時計と同時に見えるようにしておいた。

スタート時の混雑は思ったほどではなかった。タイム順に並んだスタートはなんちゃってゼッケンのランナーも少なく、最初から自分のペースと周りのペースが同期したような感じとなっていた。ハーフとかの短い距離のレースだと、スタート後遅いランナーを抜かすためにジグザグに走るようなことがある。それが今回ほとんどなかったのは、フルマラソンならではなのか?
最初の5kmは5:04-4:52-4:53-4:53-4:57(24:39)
5kmで設定の4:54を超えてしまったが、手前に急な坂があったのでこれは仕方ないと思った。ここまでで、最初の3km分のタイムロスを見込んでいた分を貯金。ただ、4km以降の想定ペース4:54とほぼ同タイム。でも、まだ5km。最初の30分はこれで十分。前回のレースでの前半オーバーペースの経験から、自分を抑えて「タンタン」と走り続けた。

5kmの水門を超えると折り返しまでは、大きな起伏はない。ここからが荒川マラソン色が出てくる。約3km毎の給水・給食。10km毎のスプリットをしめす時計。荒川を渡る大きな橋ごとに出てくる応援太鼓等。
6-10kmは4:44-4:46-4:47-4:47-4:47(23:51)
きれいにタイムをそろえることができた。想定よりは少し早い。ただ、心拍的には今のところ全然問題なし。足も大丈夫だ。このペースを上げず下げず「タンタン」と行く。

給水は比較的頻繁に取った。喉はあまり渇いていなかったが、1年前にこの荒川試走中に脱水で走れなくなった経験があるからだ。1年もたつと給水も要領を得てきて、昔のように鼻で飲むことがほとんどなくなった。

12km付近(かな?)で、ブログ仲間のるうじさんを発見。なんと鎌倉の方から応援に来てくれました。ほんとうにありがたい。残念ながらこちらは走っているので一言二言しか話はできなかったが、最低でも折り返しこの地点までは元気に戻ってこないとカッコがつかないよなぁーと思う。
11-15kmは4:49-4:46-4:47-4:44-4:40(23:46)
16-20kmは4:47-4:44-4:43-4:43-4:46(23:43)
1kmごとにチェックできる大会は、緊張感が保てる。なによりもここまで、判で押したようにタイムが安定しているのがほっとする。息はまだまだ大丈夫。足首が(もうこれは持病ともいえるが)多少痛み出す。ただこれもいつものことと気にしない。反対車線は折り返しのランナーたち。その人たちを観察している間に自分も折り返し地点へ。折り返しの時間は記録しなかったが、今のところグロスでも3時間30分を切るペース。さぁ、あと半分だ。

つくばマラソンの時は、この中間点から徐々に体の重さを感じていき、30Km以降苦しい思いをした。今回はどうだろう。荒川マラソンは折り返し直後は、今までの道ではなく一段上の土手をしばらく走る。ここにあがると急に風を感じた。向かい風。もしかして今までは追い風だったのかなぁとふと思う。でも、今まで、これ以上の風の中を何度も走ってきたし、かえってエンジンを冷やすいい空冷になるはずだ。プラス思考、プラス思考・・。

さてこのあたりから、左足ふくらはぎが硬くなってきたような気がする。うーん、まだまだ。

21-25kmは4:42-4:47-4:43-4:45-4:43(23:40)
さすがに前半のような楽さは無くなってきたが、でもタイムが落ちていない。どこまでこの状態を引っ張れるか。

26-30km、4:50-4:49-4:49-4:45-4:45(23:58)
途中、4分50秒が出てきていよいよやばいかと思ったが、どうにかその後も想定ペースである4分54秒は切り続けている。この想定ペースは35kmまでで36km以降は5秒ずつ落ちることを想定して計算している。だから、せめてあと5km。35km地点まではがんばりたい。そして、前回感じた魔の30km地点を通過。ひざ、足首、そしてふくらはぎ。特にふくらはぎが重たい。ピシって張っているのがわかる。ここらへんではすべての給水所で水またはスポンジを取り、その度に足にかける。冷却・冷却・・・。

あと12kmは練習で、もっとも走っている距離だ。つくば以降、ここまで走りこんだ距離に比べれば12kmなんて極々わずか。

31-35km、4:46-4:46-4:46-4:49-4:44(23:51)
34kmで落ちかけたが、どうにか35km地点でラップを戻す。あと7km。ここからなら、少しずつ落ちても目標は狙える圏内だ。1kmを5分で走れればあと35分。あと35分がんばれば、どれくらいかはわからないが3時間30分切りが達成できる。

シャーベットステーションで2口・3口シャーベットを口に含んで、気持ちを入れ直す。息は徐々に上がってくる。自分のフォームも崩れてきてるのがわかる。できる範囲でフォームを矯正。深呼吸を数度。もつかあと7km。呼吸とふくらはぎ。

この後、ふたたび水門を超えるための登り坂。歩く人も出てくる。ここで負けたらつらいあと7kmだ。ふんばる。残り5kmの表示を超え今度は下り坂。リズムを考え降りる。ここで38km表示。のこり4kmは、時間にしてたった20分。
あと3km・・・あと2km・・・

36-40km、4:55-4:51-4:46-4:45-4:44(24:01)

40km通過時点のグロスタイム表示、3時間12分49秒!
えっーとあと2.2kmだから・・11分。
見えた、3時間30分。それも大幅に切れる!1kmを6分くらいでも切れるか?いやこの時点ではそういう後ろ向きの計算はしなかった。あと2kmはベストを尽くそう。前にいるランナーを追いかけて抜くだけだ。

41km、4:44。42km、4:35。
あと200m。時計はどこだ?正面。自分の目で公認時計を確認。
3時間22分の文字。目標を切れることを確信。初マラソンから1年。去年のゴールは初めての完走で泣いた。それ以降のレースはどんなにがんばっても涙を流すほどの感動はなかった。もう、フルマラソンでは感動を味わえないのだと思っていた。でも、今回は違った。去年と同じように感極まった。半年間、狙い続けていた30分の壁を切ることを示す時計が目の前にある。それも大幅に切ることのできることを示す時計が・・。

ゴール。久しぶりの達成感。
以前までは、走れば必ず結果が出せた。楽しかった。
ある時から、結果がでるとは限らなくなった。でも、続けた。
そして、時間がかかったけど、結果が出た。

思いのほか、このブログを見ていてくれる人がいて、いろいろと応援をいただいた。マラソンは個人種目だが、応援してくれる人がいるというのは非常に励みになる。ありがとうございます。

レース後、代々木ランニングクラブの面々と2次会。次のレースがまた楽しみになった。


42.195km男子一般の部(グロス) 3時間22分55秒
42.195km男子一般の部(ネット) 3時間21分38秒

42.195km男子一般の部順位(グロス)10755人中826位
42.195km男子一般40歳代順位(グロス)3013人中287位

Tシャツ 
ゼッケン他
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18:16 ||

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